Google Cloudは、ユーザーがGoogle Cloud環境の外側にSpannerの機能を展開できるマルチモデル・データベース・ソフトウェアである、Spanner Omniの一般提供開始を発表しました。Spanner Omniは、リレーショナル、グラフ、キーバリュー、ベクター、およびテキスト検索モデルをサポートしており、エージェンティックAIを含むさまざまなワークロードに適しています。
このソフトウェアは、Linux (RHEL 9, Ubuntu 22) および macOS (M1, M2, M3) で動作するように設計されており、Amazon Web Services (AWS) やその他のインフラストラクチャ上の仮想マシンまたはKubernetes Podと互換性があります。マネージド・サービスであるSpannerがColossusやTrueTimeのようなGoogle Cloud特有のコンポーネントに依存しているのに対し、Spanner Omniはこれらをソフトウェアベースの実装に置き換えることで、プライベート環境やマルチクラウド環境において同等のパフォーマンスを実現します。
Spanner OmniはModel Context Protocol (MCP) をサポートしており、自律型エージェントがこのデータベースを運用メモリレイヤーとして使用することを可能にします。開発およびテスト用には「Developer Edition」が用意されており、4以下のvCPUを備えた単一サーバー上で最大90日間、すべての機能を利用できます。本番環境のワークロードには、vCPUベースの年間サブスクリプションを通じて提供される「Commercial Edition」が提供されます。
フルマネージドのSpannerサービスとは異なり、ユーザーはメンテナンス、アップグレード、インフラストラクチャの監視を含む、すべての日常的な運用に責任を負います。また、Googleはこのセルフマネージド版に対して可用性のSLAを提供していません。
出典
- Google Cloud、ローカルマシンにインストールできる大規模分散型マルチモデルDB「Spanner Omni」正式版リリースを発表 (Publickey, 2026-10-01)
- Google Cloud Blog