オランダのデルフト工科大学などの研究チームは、科学論文のタイトルにビートルズの曲名や歌詞がどれほど使用されているかを調査しました。その結果、曲名と完全に一致するタイトルが2,048件、曲名をもじったものが555件、歌詞をそのまま使用したものが189件、歌詞をもじったものが408件確認されたと発表しました。

調査によれば、こうした引用は医学や社会科学、コンピューター科学など幅広い分野に及んでいます。特に、研究のプロセスや課題を表現するための比喩として活用される例が見られました。例えば、試行錯誤を伴う研究過程を表すために「The Long and Winding Road」という曲名が引用される事例が、798件と最も多く確認されています。

また、生成AIの基盤技術であるTransformer機構を発表した論文「Attention Is All You Need」も、ビートルズの楽曲「All You Need Is Love」をもじったものとみられています。研究チームは、ビートルズの楽曲への言及は1990年代から増加傾向にあり、研究内容にユーモアを加え、読者の目を引こうとする科学者の工夫がうかがえるとしています。

研究チームは、他の著名なアーティストと比較した結果、ビートルズが科学論文のタイトルで最も多く言及されている音楽アーティストであると結論づけました。


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