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セキュリティスティーブン・レーア

AIは人間以上に顔への偏見が強い可能性、最新モデルほど偏見が増幅するという研究結果

研究チームがOpenAIのGPT-4o、GoogleのGemini 3 Flash Preview、AnthropicのClaude Sonnet 4.5などの大規模言語モデル(LLM)に対し、顔の見た目に関する実験を行った結果、AIが人間以上に顔の見た目に基づいた偏見を示すことが明らかになりました。

研究では、人間が「有能そう」あるいは「信頼できそう」と感じる顔の特徴を操作したペアの顔写真を用い、AIにどちらを選択するかを試行しました。その結果、GPT-4oは人間が有能だと判断する顔を87.83%の確率で選択しました。これは、人間の選択確率を数学的に推定した約62.65%を大きく上回っています。

実験の結果、AIのモデルが高度化するほど、こうした偏見が強まる傾向も確認されました。GPT-5はGPT-4oよりも大きな偏見を示し、能力判断では94.33%、現実世界の意思決定に関するタスクでは97.04%の確率で人間の偏見を再現したと報告されています。

論文の筆頭著者であるCangradeの研究者、スティーブン・レーア氏は、AIは応答の一貫性が人間よりも高いため、顔に対する判断のばらつきが小さくなったことで、人間が持つ偏見を増幅させているのではないかと指摘しています。レーア氏は、採用や法務といった影響力の大きい分野でAIを利用する際には、常に偏見がないか入念にテストする必要があると述べています。

出典

  1. AI時代にはこれまで以上に「顔の良さ」が重要になる可能性がある、AIは人間以上に顔の偏見が強いため (GIGAZINE、2026-09-29)