ある個人が、35mmフィルムのスキャンと編集という時間のかかるプロセスを効率化するため、1ロールあたり4時間かかっていた手動のワークフローを、高度に自動化されたデジタルラボへと変貌させる自動パイプラインを開発しました。
AIとローカルモデルによるフィルムのスキャンと編集の自動化
当初、SANE (Scanner Access Now Easy) を介してClaudeを使ってスキャナーを制御しようと試みましたが、エージェントがスキャンヘッドの向きを誤って制御したために失敗し、ハードウェアの物理的な修理が必要になりました。この後、開発者はスキャンにVueScanを使用することに切り替え、後処理用のカスタマイズされたソフトウェアスイートを構築しました。
この自動ワークフローでは、特化したツールとAIモデルの組み合わせが活用されています。
- 画像変換とカラー補正: NumPyを使用したカスタムPythonルーチンがネガの反転とカラーバランスの調整を行い、フレーム間の一貫性を保つために、フィルムの空白のリード部分をリファレンスとして使用しています。
- ほこりの除去: 不完全な箇所に対処するため、システムは画像解析を用いてほこりを検出します。インペイントモデルであるLaMaを採用し、検出されたスポットを周囲のフィルム領域からテクスチャをコピーすることで埋めることで、自然な仕上がりの修復を実現しています。
- 自動タグ付け: 処理が完了すると、Ollamaを介してローカルで動作するQwen3-VLが完成したフレームを検査し、説明的なタグを自動生成することで、検索可能なデジタルライブラリを作成します。
結果を共有するために、開発者はCloudflare R2でホストされるウェブギャラリーを構築しました。これにはthree.jsで構築されたインタラクティブな3Dインターフェースが備わっており、フェルトのテーブルからフィルム缶を手に取って画像を見るような体験がシミュレートされています。
出典
- Automating my 35mm film scanning pipeline (Hacker News Frontpage, 2026-10-03)