Googleは、推論とコーディングにおいて過去最高の性能を持つとしているGemini 3.8 Flashをリリースしました。同モデルは、エージェント的なタスクやソフトウェア開発に適した標準版と、脆弱性の検出と緩和に特化した「Gemini 3.8 Flash Cyber」の2つのバリエーションで構成されています。
モデル発表料金・制限GoogleGemini 3.8 FlashGemini 3.8 Flash Cyber
GoogleがGemini 3.8 Flashを発表、コーディングと推論性能を向上
Gemini 3.8 Flash Cyberは、以前の3.5バージョンを置き換える形となります。Googleの内部テストによると、このモデルは脆弱性の特定やパッチの作成において、従来モデルよりも大幅な改善を示しているといいます。Chromeのセキュリティチームは、この新モデルによってパッチの正確性が2.6倍に向上したと報告しています。
開発者向けのAPI利用料金について、Googleは年末までの導入価格として、入力100万トークンあたり0.75ドル、出力100万トークンあたり3.75ドルを設定しました。正規価格は入力1.50ドル、出力7.50ドルとなる予定です。
ベンチマークテストにおいて、Gemini 3.8 Flashはソフトウェアエンジニアリング問題を解く能力を測るDeepSWEのリーダーボードで首位を獲得しました。一方、コンピュータ操作能力を測るOSWorld-2.0テストでは、Gemini 3.7 Flashからは向上しているものの、Claude Opusなどの競合モデルにはまだ及ばない結果となっています。
Gemini 3.8 Flashは本日よりGoogleのエコシステム全体で利用可能です。Geminiアプリで利用するにはProまたはUltraのサブスクリプションが必要ですが、AI Studioを通じて無料で試用することもできます。なお、Cyberモデルは現在、信頼されたテスターと政府機関に限定して提供されています。
出典: Google releases Gemini 3.8 Flash, its third Flash model in six weeks(Ars Technica AI、2026-09-03)