IBMは、時系列予測のための基盤モデル「Granite Time Series PatchTST-FM-r2」を公開しました。このモデルは、パラメータ数約3.85億を持つモデルで、既存のPatchTST-FM-r1の改良版です。
モデル発表IBMGranite Time Series PatchTST-FM-r2
IBM、商用利用可能な時系列基盤モデル「Granite Time Series PatchTST-FM-r2」を公開
新モデルでは、アーキテクチャにConformer層を採用しています。Conformerは、Self-attention(自己注意機構)と畳み込み層を組み合わせたもので、長期的な関係性と局所的な時間構造の双方を効率的に捉えることができます。また、50%のオーバーラップを持つパッチ表現や、窓関数(Hamming-window)による重み付けを用いることで、予測の精度向上を図っています。
ベンチマーク「GIFT-Eval」において、このモデルは再試行可能(replicable)かつゼロショットで動作するモデルの中で、商用利用可能なライセンスを持つモデルとして最高の性能を記録しました。モデルの重み、アーキテクチャ、推論パイプライン、およびベンチマーク結果を再現するためのコードは、すべて公開されています。
出典
- IBM releases SOTA Granite Time Series PatchTST-FM-r2 model with commercial-friendly license (Hugging Face Blog、2026-09-10)
- IBM Granite GitHub