同社は初号機の出荷を完了し、次ロットの製造を進めている。創業者のAntonio氏はColumbia大学でロボティクス研究に従事していた際、安価なハードウェアの入手難から開発を始めたという。7回の反復を経て現行モデルに到達した。
Noriは19自由度で、各1.5kgペイロードの7+1自由度アーム2本、55kgテレスコピックリフト、差動式車輪ベースを備える。センサー類として720p/30fpsのRGBカメラ4台、2Dライダー、フルデュプレックス音声通信対応のデュアルマイクアレイを搭載し、432WhバッテリーとRaspberry Pi 5(4GB RAM)で駆動する。
SLAMと安全制御は機内実行、ACTやVLAはLAN経由のPCまたはWAN経由のサーバーで実行する構成という。1,688ドル以下に抑えることが主な設計課題で、QDDモーターではなく高減速比サーボを採用し、脚ではなく車輪ベースとした。
オープンSDKにはテレオペレーションとデモストレーションツールが含まれ、GitHubで公開されている。ハードウェアの一部はオープンソースで、修理用3Dプリントファイルも配布する。詳細はハードウェア論文に記載されている。
現時点で基本的な清掃、引き出しの開閉、棚の補充、ビールの注ぎが可能だとする。将来的にはロボティクス経験のない人がNoriにタスクを教え、他のオーナーと共有できることを目指している。
出典: Launch HN: Nori Robotics (YC S26) – A low-cost humanoid robot for development(Hacker News Frontpage、2026-09-02)