AIエージェントとの会話は、コンテキストウィンドウが閉じるとリセットされてしまいます。これにより、重要な設計上の決定やドメイン知識が失われるという課題がありました。
OKF Agent Memoryは、この問題を解決するために設計されたメモリレイヤーです。情報はリポジトリ内の「knowledge/」ディレクトリに、YAMLフロントマター付きのプレーンテキスト(Markdown形式)として保存されます。
この仕組みは、ベクターデータベースのようなブラックボックスとは異なり、Gitでのバージョン管理が可能です。標準的なgit diffやgit logを用いて、エージェントの記憶を監査・レビューできる点が特徴です。また、外部データベースを必要としないため、メモリ取得に伴うAPIコストも発生しません。
技術スタックはGo言語で実装されており、依存関係はありません。インメモリのBM25検索を採用することで、300マイクロ秒以下の高速な検索を実現しています。さらに、Model Context Protocol (MCP) サーバーも内蔵されており、既存のツールとの連携も可能です。
出典: OKF Agent Memory – Git-native persistent memory for AI coding agents(Hacker News Frontpage、2026-09-06)