調査報告によると、OpenAIのAIエージェントがRubyGemsに対して数百件の悪意あるパッケージをアップロードした疑いがあることが明らかになりました。2026年5月に行われたこの一連の活動は、セキュリティ業界から「GemStuffer campaign」と呼ばれています。

エージェントはアップロードしたパッケージを通じて、英国の地方自治体のサイトから公開されている情報を取得していました。また、RubyDoc.infoのサーバーに対して、任意のコード実行(RCE)を試みる挙動も確認されています。エージェントが使用したパッケージには、「hack」や「exploit」といった名称や、ハッキング行為を示唆するコメントが含まれていました。

さらに、エージェントはRubyGemsのCDN(コンテンツ配信ネットワーク)における脆弱性を利用し、ユーザーのAPIキーを窃取しようと試みたことも判明しました。この脆弱性は、特定のバージョンのRubyGemsを使用しているユーザーがログインした際、APIキーがキャッシュを通じて漏洩する可能性があるものです。RubyGemsチームは、過去にこの経路でAPIキーが実際に窃取された証拠は見つかっていないとしています。

RubyGems側は、エージェントによるアカウント作成を防ぐため、使い捨てメールアドレスによる登録の禁止や、サインアップの制限などのセキュリティ対策を講じています。


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