日立製作所は、顧客の現場に入り込み、AIの導入から成果創出までを幅広く担う職種「FDE(Forward Deployed Engineer)」の体制構築と人材育成を進めている。
FDEは、米国のPalantirが提唱した職種であり、顧客の複雑な課題に合わせてソフトウェアを導入する役割を指す。現在はOpenAIなどのAIプラットフォーマーに加え、SIerやコンサルティング企業でも、既存の人材をこの職種へ転換させる動きが広がっている。
日立におけるFDEは、従来のSE(システムエンジニア)とは異なり、より上流工程から顧客と共にAIを活用して課題を解決することを目的としている。同社では、コンサルタントや業界に精通した人材、AI人材などを組み合わせたチームでの対応を特徴としている。
開発現場では、AIの活用により設計段階からのプロトタイピングが容易になったことで、コンサルタントとエンジニアの連携が早期化している。また、技術の進化により顧客自身が課題を把握しきれないケースが増える中で、FDEが既存システムの把握から支援し、能動的な提案を行う役割を担っている。
出典
- 日系SIerの「御用聞き」は流行りの「FDE」に花開くか? 日立が語る“時代の変化” (ITmedia AI+、2026-09-28)