NTTは、AIデータセンター向けのプログラマブル光ネットワーク技術を開発するスペイン発のスタートアップ、iPronicsに出資したと発表しました。今回の投資は、NTTが2026年6月に組成を発表した「IOWN AI Fund」による初号案件です。

iPronicsは、シリコンフォトニクスを活用し、ラック内およびラック間の光接続をソフトウェアによって動的に再構成できるプログラマブル光回路スイッチを開発しています。光信号を電気信号に変換せずに直接光パスを切り替えることで、GPUの利用効率向上や消費電力の低減、構成の簡素化を目指しています。

iPronicsが行ったシリーズBの資金調達には、NVIDIAを含む投資家が参画し、総額は1億2,500万ドルです。iPronicsは調達した資金を、製品の商用展開や事業運営体制の拡充、グローバル市場への展開に活用する計画です。

NTTは、自社が開発を進める「光電融合スイッチ」とiPronicsの「光回路スイッチ」について、それぞれ異なる特性を持つ補完関係にあるとしています。光電融合スイッチがパケット処理の柔軟性と高速な切り替えを特徴とするのに対し、光回路スイッチは光パスの直接切り替えによる省電力化に強みを持ち、適材適所での組み合わせによりデータセンターの効率化に寄与すると説明しています。


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