OpenAIは2026年9月3日(米国時間)、新しいフラッグシップモデル「GPT-6 Astra」を発表しました。同社は、このモデルを「世界で最も知的でアラインされたモデル」と位置づけています。
OpenAIが次世代モデル「GPT-6 Astra」を発表、サイバーセキュリティ能力が「Critical」に到達
GPT-6 Astraは、PCの画面を自律的に操作する能力において、前世代のGPT-5.6 Solが1タスクあたり約75分を要したのに対し、約40分へと大幅な高速化を達成しました。また、数学や科学の分野でも高い性能を示しています。具体的には、研究者が短期の研究課題として作成した最上位層のベンチマーク「FrontierMath Tier 4 v2」において、97.6%というスコアを記録しました。
一方で、同モデルはOpenAIの安全性評価枠組み「Preparedness Framework」において、サイバーセキュリティ能力が「Critical」に達した初のモデルとなりました。これは、適切なツールとアクセスがあれば、人が介在しなくても未知の脆弱性を発見し、悪用する方法を開発できる能力を意味します。
この安全性の問題から、公開直後の展開は混乱を極めました。同モデルは、応募制のサイバー防御プログラム「Daybreak」や「Trusted Access」に参加する組織に限定して提供が開始されています。有料購読者への展開が遅れたことに対し、OpenAIのサム・アルトマンCEOはX(旧Twitter)で「messy(ぐだぐだ)」と述べ、謝罪しました。その補償として、利用枠を使い切った後にリセットできる「積み立て式のリセット権」の配布も発表されています。
出典
- 人間なしでシステムに侵入 OpenAI初「最高危険度AI」の「Astra」は何がヤバいのか? - ITmedia (Google News: OpenAI、2026-09-07)
- PC操作75分が40分に。GPT-6 Astraが変えたのは賢さより手数|ZERO ─ 科学と事業のあいだ で - note (Google News: OpenAI、2026-09-04)