米OpenAIは、AIコーディングツール「Cursor」に対し、2026年11月12日に自社モデルの提供を終了させる意向を明らかにしました。OpenAIは、Cursorの開発元であるAnysphereがSpaceXに買収されたことを受け、契約解除の意向を通知したと発表しました。
OpenAIは、SpaceXが自社の技術を利用規約の範囲内で使い続けるという確信が持てないとしています。背景には、イーロン・マスク氏が率いる別会社が過去に契約条件に違反した事例があることを挙げています。OpenAIは、Cursorとの契約には支配権の移動(買収)後に解除できる条項があるとし、開発者が移行のための時間を最大限確保できるよう、契約上可能な最長の通知期間を設けたと説明しています。また、次期モデル「Astra」については、利用規約に沿った利用を担保する必要性から、Cursorには提供しない方針です。
Cursorの開発元であるAnysphereのマイケル・トゥルーエルCEOは、OpenAIのモデルはCursorのユーザー通信量の約5%にすぎないと述べ、問題解決に向けてOpenAIチームと協議を続けているとしています。同氏は、CursorがOpenAIの最初期からのユーザーであり、同社のプラットフォームを中立的なインフラとして信頼してきたとし、突然の方針転換への戸惑いを表明しました。
一方で、Anthropicの共同創設者トム・ブラウン氏は、Cursorが自社のClaudeモデルの信頼できるパートナーであることを強調しました。同氏は、CursorにおけるClaudeモデルのサポートを強化するために計算資源を増強していくと述べ、提供継続と協力体制の強化を表明しています。
出典
- 「中立的なインフラだと信じていた」——OpenAIがCursorへのモデル提供を止めた理由 - shiritomo (Google News: Cursor、2026-08-30)
- OpenAI、Cursorへのモデル提供を11月12日に終了 SpaceXによる買収が理由 (ITmedia AI+、2026-08-29)
他2件の出典出典を閉じる
- OpenAIがCursorとの提携・モデル提供の終了を通達、「SpaceXがOpenAIの利用規約に従って技術を使うという確信が持てないため」 (GIGAZINE、2026-08-29)
- Our decision on Cursor following its acquisition by SpaceX(HN 839pt・530コメント) (HN Search (backfill)、2026-08-29)