ヒューマノイドロボットの能力は急速に向上しています。2024年10月のテスラのイベントではOptimusが飲料の提供を行い、2026年2月の春節晩餐会ではUnitreeのロボットがダンスを披露しました。
また、2026年の世界ヒューマノイドロボット競技会では、ロボットが100メートルを8.86秒で走り、人間の世界記録を上回る記録を記録しました。
しかし、専門家は慎重な見方を示しています。Physical Intelligenceの共同創設者であるKarol Hausman氏は、ロボットはアクロバティックな動きは得意であるものの、コーラの缶を拾うといった単純な動作が非常に困難であると述べています。
一部のデモンストレーションでは、遠隔操作(テレオペレーション)が用いられています。テスラのOptimusによる飲料提供も、ハードウェアは十分でもソフトウェアが未熟であったため、人間が遠隔から操作していたとのことです。
実社会の労働には、物体を扱うための高度な操作技術が必要です。ダンスの習得よりも、箱詰めや釘打ちなどの物理的な作業の学習ははるかに困難です。
さらに、汎用性の欠如も課題となっています。人間は多様な業務を即座に学習し実行できますが、AIロボットモデルにおいて同様の汎用性を実現する手法はまだ確立されていません。長時間にわたる複雑な作業を完遂するための能力も、未だ開発の途上にあります。
出典: Why humanoid robots won't catch up to human workers any time soon(Hacker News Frontpage、2026-09-02)