メモリメーカーのMicronは、メモリとストレージの供給不足が2027年から2028年にかけてさらに深刻化するとの見通しを示しました。同社のサンジェイ・メロートラCEOは、需要と供給が均衡する時期を見通せないとし、不足が2028年以降も続く可能性を示唆しています。
MicronのCEO、メモリとストレージの供給不足が2028年まで続く可能性を示唆
背景には、AIモデルの大型化に伴うメモリ需要の急増があります。AIチップ向けのHBM(高帯域幅メモリ)だけでなく、サーバー用DRAMやSSDに使われるNANDフラッシュへの需要も拡大しています。Micronの予測によれば、2027年と2028年は、業界全体の容量ベースの出荷量がDRAMで毎年20%台前半、NANDで毎年20%台半ば伸びる見込みですが、需要がそれを上回り続けるとしています。
価格上昇の影響は既に現れています。同社は2027年に供給するHBMの大部分について、すでに顧客と2026年よりも大幅に高い価格での契約を締結していることを明らかにしました。
また、将来的な需要の牽引役として、自動運転車やヒューマノイドロボットなどの「フィジカルAI」を挙げています。同社は、レベル4以上の自動運転車1台あたり200GB超のメモリと数TBのストレージが必要になると予想しており、2020年代末までにこれらの分野が需要を大きく押し上げる可能性があると述べています。
出典
- MicronのCEOがメモリ不足が2028年かそれ以降も続く可能性があると警告、「顧客は今年支払った価格よりも『はるかに高い価格』を支払うことになるだろう」 (GIGAZINE、2026-10-02)