音声およびチャットのエージェント・プラットフォームであるRinggは、OpenAIのGPT-5.6モデルを実装して多言語エンタープライズ・エージェントに活用しており、カスタマーサービスの効率性と費用対効果において大幅な向上を達成しました。
同社は、特定のリアルタイム・ワークロードをGPT-4.1からGPT-5.6 Lunaに移行したことで、必要な品質とレイテンシを維持しつつ、モデルコストを約90%削減したと報告しています。Ringgのエージェントは現在、月間7百万件以上の接続通話を処理しており、顧客からは平均カスタマーサクセススコア(CSAT)として4.8を獲得しています。
Ringgのプラットフォームでは、特定のタスクに合わせて異なるバージョンのGPT-5.6モデルを使用しています:
- GPT-5.6 Luna: リアルタイムの音声およびチャットトラフィックに使用。
- GPT-5.6 Terra: 要約や感情分析を含む、通話後の分析を担当。
- GPT-5.6 Sol: 評価、プロンプトの改善、およびModel-as-a-judge(モデルによる評価)ワークフローをサポート。
これらのエージェントは、人間の介入なしに定型的な顧客からの問い合わせを最大65%解決することが可能です。実際の活用事例としては、インドのPolicybazaarが挙げられ、同社では67%の通話が人間の介入なしに処理されており、応答時間が8–12分から60秒未満へと短縮されました。さらに、ヘルスケアプラットフォームのPractoは、導入後に85%の初回通話解決率を達成しています。
Ringgのオーケストレーション層により、これらのエージェントはCRM、ティケッティング・プラットフォーム、および内部APIと連携してマルチステップのワークフローを実行できます。また、同社はOpenAIのcomputer-use機能を利用して、KYC(本人確認)やITトラブルシューティングなどのプロセスを自動化するブラウザ・エージェントの開発も進めています。
出典
- Ringg’s AI agents resolve up to 65% of customer calls with OpenAI (OpenAI News, 2026-09-23)
- Ringg