Googleは、同社のAI気象予測モデル「WeatherNext 3」をリリースしたと発表しました。今回のアップデートの最大の特徴は、従来の解析データだけでなく、リアルタイムの衛星データを直接取り込めるようになった点です。これにより、現在の気象状況と予測生成の間のタイムラグが短縮され、1時間間隔での予測が可能になりました。
Google、衛星データを取り入れ予測精度を高めた気象モデル「WeatherNext 3」を発表
WeatherNext 3は、従来のモデルと比較して空間解像度が大幅に向上しています。前バージョンのWeatherNext 2が25km間隔で6時間ごとの更新だったのに対し、WeatherNext 3は最大5km解像度での予測を提供します。また、特定の場所の地表面温度や露点温度を算出するために、地形などの物理的な情報も一部組み込まれており、より詳細な予測を実現しています。
Googleの発表によれば、上層大気の条件に関する予測精度は、旧モデルと比較して約5%向上し、これは正確な予測リードタイムが約6時間延びることに相当します。また、特定の地点における地表面温度の予測精度も最大30%向上したとしています。このモデルは、Google検索、Gemini、MapsなどのGoogleサービスに統合されており、農業や再生可能エネルギー分野での活用が期待されています。
出典
- Update to Google’s AI weather model improves forecast accuracy (Ars Technica AI、2026-09-09)
- Google 公式ブログ