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千葉大ら、AIで高周波電源回路を自動設計する手法を開発

千葉大学大学院情報学研究院の関屋大雄教授と東京理科大学工学部の朱聞起助教らの研究チームは、高周波電源回路をAI(人工知能)や機械学習で自動設計する新たな手法を開発したと発表しました。

電気自動車(EV)やデータセンターでは、機器の小型化と省エネルギー化の両立が求められています。回路の高周波化は小型化に寄与する一方で、半導体やコイルの損失を増やし効率を低下させるという課題がありました。

今回開発された手法は、電気・磁気・熱といった異なる物理現象を一体的に扱う「マルチフィジックス」と、複数の目標を同時に扱う「多目的最適化」を組み合わせたものです。AIによる探索と最適化を行うことで、用途に適した設計を提示します。

研究チームが1kW級/1MHzのLLC共振型コンバーター回路で検証したところ、効率重視の設計では最大96.1%の電力変換効率を達成しました。また、小型化を重視した設計では、高い効率を維持したまま磁性部品の体積を約41%削減できることを確認しました。

出典

  1. AIを活用し目的に応じた電源回路を設計、千葉大ら:「ちょうど良い設計」が可能に (編集部セレクト:AIによる基盤設計(2026-09-16)、2026-08-31)