Darktable 4.0 のフォークとして、新しいオープンソースのRAW写真エディター「Ansel」がリリースされました。このソフトウェアは、ワークフローの合理化とコアアーキテクチャの再設計により、開発者とユーザーの両方にとっての複雑さを軽減することを目的としています。
Anselの主な機能には、写真のインポートと整理をより効率的に行うための再設計された「ライトテーブル(Lighttable)」、および画像編集用の刷新された「ダークルーム(Darkroom)」があります。また、高ISO感度画像のノイズを低減する「AI raw denoise」や、フィルムの質感をシミュレートする「Photographic grain」モジュールなど、Darktableにはないいくつかのユニークな処理モジュールが導入されています。その他の機能には、特定の色の色相を調整する「Color primaries」や「Split-toning」が含まれます。
開発においては、高いパフォーマンスとメンテナンス性に焦点が当てられています。開発者によると、Anselのエンジンはよりモジュール化されるよう再構築されています。パフォーマンスの測定では、Darktable 5.0 と比較して、Anselのフォトリストの読み込みは約 3.5 倍、編集画面への切り替えは約 6 倍高速であることが示されています。
Anselは現在アルファ版であるため、ユーザーインターフェースが変更されたり、アプリケーションがクラッシュしたりする可能性があります。Windows、Linux、macOSで利用可能です。
出典
- darktableをフォークして余分な機能を排除しデザイン面の使い勝手を洗練させた「Ansel」 (GIGAZINE, 2026-09-26)
- GitHub