Ruby on Railsの作者であるDHH氏は、デスクトップ向けLinux OS「Omarchy」の最新バージョン「Omarchy 4.0」(Omarchy Quattro)をリリースし、同OSの推進を目的とした団体「Omacom Foundation」の設立を発表した。OmarchyはArch Linuxをベースに、タイル型ウィンドウマネージャのHyperlandとシェルフレームワークQuick Shellを組み合わせた構成で、ClaudeやGeminiなどのAIエージェントをOSに統合し、スキルファイルを通じて設定や操作の支援を行う仕組みを備えている。DHH氏はこのOSについて、WindowsやMacを代替するより使いやすく美しい環境を目指しており、主なユーザー層はITエンジニアであると説明している。
製品発表資金調達デビッド・ハイネマイヤー・ハンソンOmacom FoundationOmarchy 4.0
DHH氏が1000万ドルの「Omacom Foundation」を設立、AI統合Linux OS「Omarchy 4.0」をリリース
Omacom Foundationの名称は、DHH氏が提唱する「Omakase Computing」(おまかせコンピューティング)の略に由来する。この概念は、ユーザーが選択肢の多さに悩む「選択のパラドックス」に苦しむのではなく、信頼できる側が厳選・統合された環境を提供する考え方として位置づけられており、Ruby on RailsやOmarchyもこの思想に基づいて開発されたとDHH氏は述べている。基金の主目的は、Omarchyの開発を持続的に推進することであり、開発インフラへの資金提供、商標の保有、および依存ソフトウェアや開発者への支援を行う。
資金面では、DHH氏、マイケル・デル氏、ジャック・ドーシー氏、Cloudflare CEOのMatthew Prince氏、Dropbox CEOのDrew Houston氏、37Signals CEOのJason Fried氏、OpenClaw作者のPeter Steinberger氏ら10人が各100万ドルを出資し、合計1000万ドル(約16億円)が確保された。DHH氏はこの金額について「かなり大きい」としつつ、長期的に最大限活用する方針を示しており、「デスクトップにおけるLinuxの年」という予言を現実にすると宣言している。
報道・反応(2 媒体を統合):