Anthropicは、企業顧客向けの新しい仕組み「Enterprise Frontier Safeguards」(EFS)を発表しました。今秋から段階的に提供を開始し、秋のうちに広く利用可能にすることを目指しています。
製品発表セキュリティAnthropicEnterprise Frontier Safeguards
Anthropicが企業向け「Enterprise Frontier Safeguards」を発表、顧客のクラウドへログを保存可能に
同社はFable 5から30日間のデータ保持ポリシーを導入しています。これは、高度な不正利用を検知するために、時間やアカウントをまたいだ相関解析が必要であるという理由によります。ただし、このポリシーは企業データの学習を目的としたものではないと説明しています。
EFSは、監視用の活動データを顧客自身のクラウドアカウント(Amazon S3、Azure Blob Storage、Google Cloud Storageなど)に保存します。データは顧客が管理する暗号鍵とアクセスポリシー、監査ログの下で管理されます。
自動監視システムがトラフィックを解析し、攻撃的なサイバー能力の開発や認証情報の窃取などの兆候を検知します。検知されたフラグは顧客に直接送られ、その後の対応は顧客側のチームが行います。Anthropicの従業員による人手のレビューは不要です。
顧客の所有ストレージ、顧客管理の暗号鍵、完全自動レビューは、それぞれオプトイン方式で選択可能です。これらはモデルの挙動やAPI料金には影響しません。EFS自体の課金はありませんが、ストレージ等の利用料金はクラウド事業者から請求されます。
対応サービスには、Claude Code、Claude Enterprise、Claude Platform、Amazon Bedrockなどが含まれます。AWSやGoogle Cloud、Microsoft Azure経由でも同様の制御が利用できるとしています。
出典: Anthropic、企業向け「Enterprise Frontier Safeguards」発表 ログは顧客のクラウドに保存し、人手による確認も顧客側で(ITmedia AI+、2026-09-02)